地震活動解析システム
はじめに
このシステムは,WWWを用いて地震カタログにアクセス,地震活動解析を行い, その結果を可視化するシステムです.WWWブラウザを利用するので,Windows/MAC/UNIX のプラットフォームを問わず利用できます.システム概要
このシステムは,1)WWWブラウザ,2)WWWサーバ,3)CGIスクリプト,4)地震活動解析ソフトから 構成されています.3)のCGIスクリプトはperlで記述されており,検索条件をもとに,4)の 地震活動解析ソルトを起動,htmlファイルを動的に生成する仕事を行っています.また, 4)の地震活動解析ソフトは,解析結果をWWWブラウザ上でインライン表示ができるGIFフォーマットの 画像を直接生成するため,ユーザに対して高速に解析結果が表示されます.機能
HYPO M-T N-T M-F C-S PDF,PS 震央図 マグニチュードの時間的変化 地震累積数の時間的変化 地震規模別頻度分布 断面図 PDF or PSファイル出力 データベースリスト
データベース名 収録内容 収録期間 収録件数 更新日 JUNEC 全国地震観測網地震カタログ 1985/07/01 - 1998/12/31 約16万件 02/07/24 NIED 防災科学技術研究所地震カタログ 1979/07/01 - 2003/06/30 約30万件 04/05/06 JMA 気象庁地震カタログ 1926/01/01 - 1997/09/30 約10万件 99/06/14 JMA_HYP NEW 気象庁一元化地震カタログ(確定値) 1923/01/14 - 2014/05/31 約250万件 15/01/07 JMA_PDE NEW 気象庁一元化地震カタログ(暫定値) 1923/01/14 - 最新 約20万件 随時(一日一回) HARVARD HARVARD地震カタログ 1976/01/01 - 2015/10/31 約3.8万件 2016/03/16 ISC NEW ISC地震カタログ 1964/01/01 - 2012/05/31 約460万件 2015/01/09 利用にあたって
- データベース名をクリックすると検索・可視化システムに入ります.同時にREADMEも表示されます.
- 各データベースのREADMEを必ずお読み下さい.
- 地震の表示数には制限があります.
- 個々のデータに関するお問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください.
- 図の出力等,論文等に利用した場合,下記の参考文献の[1,2,5]のいずれかを引用して下さい.
システム利用方法
参考文献
- 鶴岡 弘.WWWを用いた地震活動解析システムの開発,地球惑星科学関連学会1997年合同大会予稿集, B22-P09, p77.
- 鶴岡 弘.WWWを用いた地震活動解析システムの開発(2),日本地震学会講演予稿集予稿集1997年度秋季大会, P04.
- 鶴岡 弘. Webに適したプロットライブラリの開発, 東京大学地震研究所技術研究報告,No. 2, 130-134(1997).
- 鶴岡 弘. 数値データをWWW上でダイナミックにグラフ化する一方法, 東京大学地震研究所技術報告,No. 3, 16-19(1998)
- 鶴岡 弘. WWWを用いた地震情報検索・解析システムの開発.情報処理学会研究報告;データベースシステム115-9, 情報学基礎 49-9, 65-70(1998).
Hiroshi TSURUOKA, Development of earthquake information retrieval and analysis system on WWW, IPSJ SIG Technical Report, 1998-115-9, 1998-49-9, pp. 65-70 (1998)- 鶴岡 弘. 地震カタログデータベースの紹介.地震研究所広報No.22(1998年9月).
tsuru@eri.u-tokyo.ac.jp